Chap-25. Fedora を試用

ここで試すのは Fedora 32 です。
CentOS/Redhat 系のディストリで、一般的な位置づけは実験場。でも、意外と安定感がありました。
それに Linux 界のカリスマが使っていることで有名らしい。ただし、それを理由に評価に加点することは無いです。
Chap-24. 同様に簡略版で書きます。漏れの無いようにしつつ、簡略版です。
また、テスティング版の位置づけなので、常用とかは考えずにおきます。テスティング版は常用に向かないとかって、明らかに先入観ですけど(汗)。


試す事柄
これまでチェックした他のディストリと同じように、以下の3つの視点で使いやすいかどうか見てみました。
例によって、a. と b. が重点項目です。

Sec-1.インストール
Sec-2.インストール後、最初に試す事柄
Sec-3.Windows 代替としての利用(ATW)
Sec-4.全般としての印象



Sec-1.インストール

 インストーラは3つのイメージがあると言えます。
*一つは普通のFedora(DEとしてGnomeを使った GUI システム)。
*もう一つはサーバ用の ISO イメージ。CUI インストールします。
*あと一つは Fedora spins ってちょい別のもので、Fedora に各種 DE を使ったものです。KDEplasma、Xfce、Mate、LXQT、LXDE、cinnamon があります。それぞれ別のインストールイメージ。サイトも本家 Fedora とは別です。
私は spins の LXDE と、本家のサーバ用 ISO を試してみました。

CUI インストールしても、管理手法は GUI インストールしたものと同じです。各種ソフトをコンパイルするために入れるパッケージ等もすべて同じです。そんな具合なので、特に CUI に限定した記述はしません。




Sec-2.インストール後、最初に試すこと

 例によって普通の UNIX マシンらしく管理・設定ができるか、以下の項目を試しましたが、全部問題なしです。基本的に Debian (あるいは CentOS)と同じように管理できます。なので、特に解説は書きません。
各種コンパイルのために入れる必要のあるパッケージについては、Chap-7. の CentOS のところを見てください。
なお、その際、Fedoraでは --enablerepo=PowerTools のオプションは不要です。
それと、もう一点。Fedora の場合は最初に # dnf install redhat-rpm-config としておく必要があります。

基本的に、すべて問題なしです。




Sec-3.Windows 代替としての利用(ATW)

 このセクションもあまり書くことがありませんが、特徴を並べてみます。

Google-chrome のインストールは以下のような具合です。

# dnf install fedora-workstation-repositories
# dnf config-manager --set-enable google-chrome
# dnf install google-chrome-stable

openSUSE のときと同様に、何か具合が悪い旨のメッセージが出ますが、無視します。それで、無事にアマゾンプライムが見られるようになります。




Sec-4.全般としての印象

 3つの視点で評価します。
   視点a. ・・・十分安定していて、全く問題ありません。
   視点b. ・・・こちらも優秀です。Geek 風に使うのも十分対応できそうです。各種コンパイル作業も簡単です。
   視点c. ・・・それなりにパッケージがあります。まあまあ、イケると思います。

 また、アップデートでおかしくなることは、一ヶ月程お試しで使ってみて一度も発生しません。リポも安定しているようです。思っていたより、ずっと安定していて、良い感じに使えそうです。Distrowatch のベスト10に入っているのが納得です。

冒頭に書きましたように、これの常用化は考えていません。実態として常用できそうなくらいの安定感ですけどね。
私は頭の固い方なので、テスティング版を無意識に避けてます・・・(笑)

補足 (2020-10-07)
 継続して、更新が安定して実行されるか様子を見ています。トータルで3ヶ月以上見ていますが、調子良いです。一度もおかしくなった事がありません。
ホント、思っていたよりずっと安定したディストリです。世間で言う実験場とは、良い意味でイメージが違います。
これなら十分に常用利用の候補になりそうです。

補足 (2020-11-10)
 十分に常用利用の候補になりそうな安定感・信頼感ですが、アップデート周期とサポート期間を考えると、常用化はためらいます。サポートが短期間すぎます。
33 が出て3ヶ月くらい様子を見てからアップしたいとします。すぐにアップすると色々と不具合があるし。
31からのアップだと2ヶ月くらいサポート切れになります。それではセキュアとは言えない(汗)。
そうなると32からアップしないといけませんが、それだと半年ごとにアップグレードまたは新規インストールし直す必要があります。いや、それは忙しすぎ(汗)。
そんなこんなで、常用化対象にする気は無いです。とても好印象なディストリですが・・・(汗)。