Chap-27. 日本語入力システムの設定メモ

 日本語入力システムが自分の使いやすいように設定できるかどうかって、結構重要です。
本ウェブサイトで、日本語入力システムの設定の部分、割合とアクセスがあるようです。
このため、「日本語入力システムの設定」で一つのチャプターとしてみました。これまでのものに、少し書き足しています。
設定は、当サイト管理人の好みでやってます。ご自分の好みに合わせて変更してください。
前提として以下のようなことを考えています。

こんな感じに使えるようにしたいと思います。
最後の行のショートカットキーですが、ATOK ってこんな感じだったかなぁ・・・ってうろ覚えです。ちょっと違うかもしれません(笑)。

なお、ibus-mozc、uim-mozc の記述は他のチャプターからコピーして持ってきただけです。



Sec-1.ibus-kkc
Sec-2.uim-mozc
Sec-3.ibus-mozc
Sec-4.fcitx-mozc
Sec-5.余談
Sec-6.ibus-anthy




Sec-1.ibus-kks

 まず設定用のウィンドウを開けます。

kkc1

今は初期入力モードが「ひらがな」なので、直接入力にします。

kkc2

次にショートカットの「ひらがな」に進みます。

kkc3

下の方に直接入力モードに変更があります。

kkc4

今は、Zenkaku Hankaku になっているので、これを2回ほど左クリックして

kkc5

Ctrl + Space にします。

kkc6

「直接入力モードに変更」はまだ2つありますが、不要なのでーで削除します。
次に、ctrl + u, i,o, p に割当します。ひらがな、カタカナ、全角英数字、半角英数字にしたい。
kkc の場合デフォルの設定で、ctrl + o, ctrl + i が重複します。別に割り当てるか、使わないなら消します。私は消しました。
ー記号で削除しました。

kkc7

kkc8

後は、Ctrl + u, i, o, p にひらがな、カタカナ、全角英数字、半角英数字を当てるだけです。ボンヤリした記憶ですが、確か、こんな感じだったような・・・(笑)

kkc9

最後に、直接入力からひらがなへも、ctrl + space になるようにします。さっきと同じように操作して変更します。同じエントリーが沢山あって不要なので、適当に消します。

kkc11

これで、ATOK 風に操作できるようになります。




Sec-2.uim-mozc

 なにはともあれ、設定画面(下の)を出します。


window1

ここで、全体キー設定1を押します。またウィンドウが現れます。

window2

 この画面の上2つが、日本語変換オンオフの設定です。ここで一番上の、 [全体] オン 、の右の編集ボタンを押すと下の設定画面となります。

window3a

初期設定だと上の箱に2つ設定が入っています。それを削除します。

window3b

その後、下のボックスに行って、そこでコントロール+スペースをやると、<control>space という文字が入ります。下の画面はそれが入ったところ。

window4

その後、追加ボタンを押すと上のボックスにそれが入ります。それでオケです。

window5

以上の作業と同じことを上から二番目、 [全体] オフ 、の右の編集ボタンでも実行します。
後はウィンドウを閉じれば、ATOK 風にコントロール+スペースキーで IME のオン・オフが出来ます。
変換キーのショートカット割当も最初からやってあります。いかにも ATOK 風な割当。




Sec-3.ibus-mozc

 ibus-mozc の場合、設定用のツールが最初から入っているディストリと、自分で入れなければならないディストリがあります。
Ubuntu、Mageia は自分で入れる必要があります。Ubuntu だったら mozc-utils-gui です。Mageia だと mozc-tools ってパッケージ名です。
openSUSE、Fedora や、リポを修正して CentOS に ibus-mozc を入れる場合、一緒にセットで設定用ツールも入ります。自分で入れる必要ないみたいです。

ツールが使えるものとして以下進めます。下の画面を出します。これがキー割当を変更できる画面です。(fig-1)

mozc1

ここで「キー設定の選択」をATOKに変えます。変えたあと、右の編集をクリックし、IME の設定項目のところを出します。

mozc2

下の図が IME の設定をするところ、ここでHankaku/Zen...のところにカーソルを持っていき、3回左クリックします。

mozc3

すると下の画面が現れます。ここで入力のところにカーソルを持っていき、Ctrlキーを押しながら、スペースバーを押します。

mozc4

すると、Ctrl Space という文字が入力されます。ここで OK を押します。

mozc5

これで、この項目については ATOK 風に設定できました。以下、同様に IME のところを全部こんな具合に設定します。数箇所あります。
全部設定が済んだら、 OKとか適用とか押して設定変更終了です。このあと立ち上げたターミナルなり Firefox なりで日本語入力のオンオフが ATOK 風になります。
変換キーのショートカット割当も最初からやってあります。いかにも ATOK 風な割当でグッドです。





Sec-4.fcitx-mozc

 一つ Section を起こしましたが、書くことはほとんどありません(笑)。
ATOK 風の動きになるように設定する作業がありません。
fcitx-mozc の場合は、それが動くようにきっかけを設定することくらいです。
MXLinux のチャプタでは、apt コマンドを使って日本語入力システムをインストールする例を示しています。この場合は、im-config コマンドで fcitx を指定するか、あるいはホームディレクトリに .xprofile を作っておくか、どっちかのきっかけ作りが必要みたいです。.xprofile についてはChap-17. Sec2.に書きました。

一方、Chap-13.に Debian に LXQT を単独で入れる例を示しました。その場合は、日本語入力は自分で入れることになりますが、Chap-13. では synaptic を使うと書きました。synaptic を使って fcitx-mozc を入れれば、直ちに fcitx-mozc が動くように設定までやってくれます。なので、何もせずにリブートするだけで、日本語入力できるはずです。

Mint LMDE も自分で日本語入力システムを導入しますが、この場合も synaptic を使えば、ただ入れるだけで何も設定することがありません。リブートして日本語入力できるようになります。

fcitx-mozc なら無事に動き出せばただちに ATOK 風に使うことが出来ます。





Sec-5.余談

 最後になってこんな事を書くのもなんですけど、ibus-kkc をどうしても使わなければならないなら、やむを得ません。でも、できれば mozc 系(uim、ibus、fcitx なんでも可)を使ったほうが良いと思います。
下の例は、Aのマシンにログインし、Bのマシンに ssh で入ります。Bのマシンにあるテキストファイルを編集します。emacs を起動します。Bのマシンの emacs です。
ここで日本語入力をオンにすると、Aのマシンの日本語入力システムが動きます。これがibus-kkc の場合、多少動きが変です。
mozc 系ならどれでも問題ないです。kkcだとキーボード・ショートカット割当したものが、うまく動きません。不安定。
ですから、自由に選べるのなら ibus-kkc でなく mozc系のどれか。変換効率も、mozc の方が良いです。

fcitx-mozc や ibus-mozc って、Debian の人(日本の人)がメンテやってくれてるみたいです。本当に有り難いことです。

kkc-prob



Sec-6.ibus-anthy

 Eendeavour OS で久しぶりに anthy 使います。Slackware で scim-anthy 使って以来です。
いつものように、ATOK 風にしたい。使いたいのは、ctrl+m (return) 、ctrl+h (BS)、ctrl+space(im のオン・オフ)、ctrl+u(ひらがな)、ctrl+i(カタカナ)、ctrl+p(全角英数字)、ctrl+o(半角)です。
適当にうろ覚えの ATOK 風割付ですが、ちょっと間違ってるかもしれません(笑)。
これくらいを割り付けておき、さらに Emacs で使えば、ほぼ、常にホームポジションでタッチタイピング入力できます。
つまり、手の位置をほとんどホームポジションから外さないで入力ができます。
このうち、ctrl+m、ctrl+h はもともと割りつけてあるので、残りを割り付けます。

GNOME を選んだので、下のような「地域と言語」のメニュです。+をおして anthy を追加します。

input-01

input-02

右上にJAが出るのでクリックして anthy を選びます。

input-03 input-04

更にクリックして、anthy の設定に入ります。

input-05

キー割当に入ります。on_off が Ctrl+space になっていないので、直します。

input-06

ctrl+j zennkaku_hannkaku を削除

input-07

ctrl space にします。space は小文字でないとうまくいきません。

input-08

ctrl+space が on_off になりました。

input-09

同じように ctrl+u、ctrl+i、ctrl+p、ctrl+o を割り付けますが、最初から u と o が別の割付してあるので、これを削除します。どうせ、最初に割付してあるの、私は使わないので・・

input-10

まずひらがなを割り付けます。

input-11

同様にして、他のも割付けます。

input-12

以上で、ATOK 風割付(らしき設定、笑)になりました。
こんな具合に、いつも同じ ATOK 風割付をしておくと、どの IM を使っても使い心地が同じです。
どのディストリでも、どの IM でも、いつも同じ感じに日本語入力できます。
anthy の変換効率はまあまあだと思います。mozc と比較しても遜色ないと思います。
Debian のパッケージで ibus-anthy を見ると、Debian のチームがメンテしてくれてるようです。Debian って OSS 全体に貢献しようという姿勢が顕著で、その姿勢が好印象です。